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 政府への陳情をめぐり、栃木県の福田富一知事と民主党栃木県連との溝が深まり、福田知事が4日、山岡賢次副代表(県連代表)に質問状を突き付ける事態に発展した。

 きっかけは3日付の下野新聞。県が政府に政策要望を直接行ったことに対し、県連への陳情一本化を主張する山岡氏が「そういうことをやっていると栃木県はだんだん蚊帳の外になっていく」と批判したことを報じた。

 これを知った福田知事は、山岡氏の発言の真意を問う質問状を党県連に提出。記者会見では「民主党政権誕生は古い陳情政治を変えるのが目的だったはずだ」と皮肉った。県連は質問状に回答しない方針だという。

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 佐賀県玄海町が福島第1原発事故後で初めて、停止中の原発再稼働に同意したのは、玄海原発ではこれまでトラブルが少なく、九州電力と地元との関係が良好だったことが背景にある。玄海原発は使用済み核燃料を再処理して利用する「プルサーマル発電」でも、全国で実施第1号となり、“露払い役”を果たしている。政府がまず玄海原発の再稼働に力を入れているのも、こうした事情があるためだが、同じように他の立地自治体でも同意の動きが広がるかは不透明だ。

 ◆群を抜く稼働率

 「これが原発の運転再開の第一歩になると期待している」。電力業界関係者は、玄海町の岸本英雄町長が、「電力の安定供給」を同意理由の一つに挙げたことを特に歓迎している。

 財政収入の多くを原発関連の交付金や税金に頼っているのは、玄海町も他の立地自治体も同じだ。西日本の電力会社幹部は「九電の原発はトラブルで止まることが少なく、地元との関係が良好」と、“特殊事情”を指摘する。

 玄海原発では平成18年度までの10年間で、国に報告が義務づけられているトラブルが2号機で年平均0・4件、3号機は0件だった。19年度以降もトラブルは起きていない。22年度の九州電力の原発稼働率は81・1%と、全国平均の67・3%より突出して高く、安定して運転できている。

 特に玄海3号機は、「第3世代」と呼ばれる最新型。「旧型の改良点や運転ノウハウが反映され、プラントとして極めて優秀」(原発メーカー)という。

 ◆福井は慎重姿勢

 一部で安全性を不安視する声があるプルサーマル発電をめぐっても、本来は業界をリードすべき東京、関西電力がトラブルや不祥事で地元同意を得られないなか、21年12月に玄海3号機で初めて実施。その後、他原発でも行われるようになった。当時、岸本町長は「安全が第一だが、われわれもプルサーマルという国策を担っているという意識でやっている」と話しており、原子力政策を支えてきたという自負もある。

 電力業界では「四国電力伊方原発も地元との関係が良好」と、次の再稼働への期待が高い。ただ、全国最多の14基が立地する福井県では、これまでトラブルも多く、不信感は強い。西川一誠知事は「安全性に確証が得られない限り、再起動は認められない」と、慎重な姿勢を崩していない。

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 社会保障と税の一体改革の政府・与党案に「消費税10%」という税率が明記されましたね。まあ、よくあそこまでいったな。われわれより2、3周遅れていたけど、やっと1周追い付いてきたんじゃないですか。

 だが、目玉政策の最低保障年金の所要額は空欄のままですね。何兆円もかかる話なんだからここをきちっとしないと与野党協議は始められない。それに一刻も早く閣議決定して正式な政府・与党案にしてほしい。そうしないと菅直人首相が退陣表明後に「辞めるとは言っていない」と言ったのと同じことが起きる可能性があるでしょ。まあ、菅さんはその余地を残しておきたいのかもしれないけど。

 ◆協力は注目されず

 「菅さんの下では約束が実行されない」という状況が続けば何をやっても無駄になる。「ペテン師」とか「だまされた」とか情けない言葉が飛び交う状況を本気で整理してもらわないとね。これらの条件が整えば、われわれは「菅さんが首相だから」という理由だけで協議を断るようなまねはしませんよ。

 自民党は震災の復興・復旧に必要なことには全面的に協力している。さらに協力をスムーズに進めるアイデアとして自民、公明、民主3党の政調会長会議の定例化を提案したいですね。テーマを絞り政府で案を作る段階からチェックすれば非常に効率的です。

 でも自民党の協力はほとんど注目されず、内閣不信任決議案とか政局絡みのことばかりが注目されて「政治がダメだ」とお叱りを受ける。自民党が与党だったときは「政府・与党はダメだ」とお叱りを受けたが、なぜか野党も共同責任を負わされてしまった。

 とはいえ、行政がいかに動くかは政府と与党の責任ですよね。野党は政府がいかに早く予算を執行し、効率よく仕事をこなすかまでは力が及ばない。自民党も、その辺の発信を工夫すべきじゃないかな。

 もう1つ、支持が回復しない原因は、自民党内で、世代交代がガラッと進むようなイメージが出ていないこともあるのでしょうね。斬新というか、抜本的な改革というか…。

 谷垣禎一総裁は大変努力をされており、成果も上げている。その任期はみんなで支えていくのが基本でしょう。ただ、野党の総裁は営業部長。自ら乗り込んで売り上げに結び付けていくことが必要なんですよ。

 私は最近「3年後に首相を目指す」と言っています。今までは経験を積む方が大事だと思って、2年前の総裁選も若手から「出てくれ」と言われたけど出馬をお断りした。でも東日本大震災もあって「そんな悠長なことを言っている場合か」と反省しています。

 来秋の総裁選は「天命」なのでもう逃げません。いつでも首相をやれるという人が何人もいなければ、自民党の支持率は上がらないですよ。

 ◆前例を打ち破る

 天命を実現するために衆院にくら替えする話もありますが、参院議員であっても総裁選に出たい。前例を打ち破ることにもなる。参院議員は首相になれないと思っている人も多いですが、そうであれば「衆議院議員が首相になる」と憲法に書かれてあるべきなんです。参院議員のまま首相になれるのなら無理してくら替えしなくてもいい。しかし必要ならば逃げません。

 なぜ首相を目指すのか。それは首相にならなければできないことがあるからです。「日本型国家」というか「成熟型アジア」というか。私は日本がもともと持っている強さを再び引き出したい。首相として3・11後の新たな日本のグランドデザインを描きたいですね。(桑原雄尚)

【プロフィル】林芳正 はやし・よしまさ 参院山口選挙区。当選3回。東大法学部卒業後、ハーバード大大学院に留学。国際派で金融・財政にも明るく防衛相、経済財政担当相を歴任した。元蔵相の義郎氏の長男。祖父の故佳介氏も衆院議員、高祖父の故平四郎氏は貴族院、衆議院議員を務めた。音楽好きで同僚議員とバンド「Gi!nz(ギインズ)」を組む。50歳。

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